ローカルビジネスラボ「TANOMOSHI」さまのインフォグラフィックを制作させていただきました。
「今後自地域でTANOMOSHIを始めたい」方々へ、能登でのTANOMOSHIコミュニティで起こったことや、そのしくみ・背景について、2本のビジュアルコンテンツで公開されています。ぜひご覧ください。
TANOMOSHIケーススタディ編
https://tanomoshi.net/case-study/
TANOMOSHIしくみ編
https://tanomoshi.net/story-of-tanomoshi-background/
TANOMOSHIウェブサイト
https://tanomoshi.net/
「時間」を軸に、ストーリーでビジュアライズ
江戸時代の民間互助組織「頼母子講」の現代版を目指して発足したTANOMOSHI。メンバー同士で資金を積み立て、知見を共有し、互いの事業へのアドバイスなどを行うことで、地域での経営チャレンジに取り組む土壌をつくることを目指して始まりました。
そんなTANOMOSHIは、プロジェクトが進むにつれて、想像していた以上の展開を見せます。メンバーである地域の事業者同士が、TANOMOSHIの枠を超えて自発的に協力し合うような動きにつながったことです。
プロジェクト期間中だけでなく、終了後も続く強固な関係性を築けたという事実があり、それが将来的には地域経済の活性化に大きな意義を持つ、ということを2つのコンテンツの中で伝えるべく、「ケーススタディ編」では時系列を追いながらTANOMOSHIで起こったことを示し、「しくみ編」ではその背景を、TANOMOSHIを運営する上で為された工夫等も交えて、構成を作っていきました。
網羅すべき情報が多い中、「時間」という軸があったことでストーリー性を持たせることができ、以前はこうだった→TANOMOSHI後はこうなった→その背景にはこういうことがあった、という流れと構造をビジュアライズしました。
デジタルコンテンツを紙媒体でも展開
また今回、パンフレットとしても展開したいというお話をいただき、こちらの制作も担当させていただきました。
これまで制作してきたのはデジタルメディア上で展開するものだったため、紙媒体のインフォグラフィックは初めてでしたが、レイアウトの基本や人の目線の動きと誘導を意識しながら、デジタル版を誌面に落とし込んでいきました。
デジタルの場合、上から下へスクロールしながら読むため、「先が見たくなる」ようなストーリー性やメリハリをつけることを意識していますが、紙の場合は、開くとまず全体像が見えることから、ページをめくった時の全体理解を導けるようなレイアウトやデザインを意識しました。
この違いについては大変勉強になりました。今後は、一目で全体が見渡せる、と言う紙媒体の特性を活かしたインフォグラフィックも積極的に制作していきたいと考えております。
デジタル版とパンフレット版の違いも楽しんで見ていただけましたらうれしいです。