
自分の食生活が変わってきたことをきっかけに、より多様な食のあり方に興味を持つようになりました。そこで、日本でも広がりを見せている「プラントベース」メニューについて調べてみました。
プラントベース食品とは?
消費者庁が発行しているリーフレットによると、プラントベース食品について以下のように説明されています。
・近年、多様な消費者の嗜好を反映し、動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品が増えています。
消費者庁発行「プラントベース食品って何?」
・プラントベース食品は、このような植物由来の原材料を使用し、畜産物や水産物に似せて作られていることが特徴です。
・これまでに、大豆や小麦などから、「肉」、「卵」、「ミルク」、「バター」、「チーズ」などの代替となる加工食品が製造・販売されています。また、一部の飲食店においてメニューとして提供などもされています。
消費者の嗜好ももちろんですが、宗教上、健康上、環境上の理由など様々な理由で「動物性食品を食べない」選択をする/せざるを得ない人もいます。
プラントベースフードは、そういった人々に寄り添える新しい選択肢となっているからこそ、近年注目を集めているのかもしれません。
大手ハンバーガーチェーン店の展開状況
なぜ今回ハンバーガーに着目したのかというと、モスバーガーで「グリーンバーガー」というメニューが販売されているのを見たことがきっかけ。
そこで、日本でもお馴染みの大手ハンバーガーチェーン店の展開状況を調べてみたところ、メニュー数が最も多かったのは、そのモスバーガーでした。
しかも、ソイパティはなんと2015年からすでに販売開始されているのです。その開発秘話の中には、「時代に合わせ、新しい選択肢を増やす」ことの大切さも語られています。
そして、このインフォグラフィック作成後、ある時フレッシュネスバーガーに伺ったところ…
なんとSOYメニュー以外のハンバーガーのパティも、SOYパティに変更できることが判明!(※ビーフパティバーガーのみ)ちなみにバンズも全て低糖質バンズに変更可とのこと。
となると、独立したメニューではないものの、最も対応が進んでいるのはフレッシュネスバーガーかもしれません。
そして、意外だったのはマクドナルド。まだプラントベースメニューは販売されていませんでした。海外では「マックプラント」の試験販売が始まっているとのこと、今後どんなプラントベースバーガーが発表されるか気になりますね。
このインフォグラフィックの制作背景について、noteにも記事をアップしました。ぜひご覧ください。
参考
消費者庁ウェブサイト: https://www.caa.go.jp/notice/other/plant_based/
大豆ミート研究所: https://www.otsukafoods.co.jp/soymeatlabo/
モスバーガー: https://www.mos.jp/
フレッシュネスバーガー: https://www.freshnessburger.co.jp/